「ぼくおなかの中から聞いてたんだよ」
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60歳で文庫を始められた山本ますみさんの自費出版の写真絵本です。 
山本さんの孫の真知子さんは幼い時におばあちゃんに読んでもらった大好きな絵本の数々をおなかの中にいる赤ちゃんにずっと読んであげていました。
すると生まれてきた竜太郎くんは写真のように絵本を読んでもらうのが大好きな赤ちゃんになっていました。
そんな親子のお布団の中での読み聞かせの様子がスナップ写真で綴られた絵本です。
まだ生後3ヶ月。首もすわってない竜太郎くんが真剣に絵本を眺めてます。かわいい〜 
読んでもらってる絵本だって赤ちゃん向けではなくて、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」や斉藤隆介の「花さき山」「ひさの星」ピーターラビットやももたろう・・内容がわかってるわけでもないのにこの真剣さ!なんか涙出てきますよ。 
最近の研究では、胎児は6ヶ月くらいから母親の声が聞こえていて、絵本を読み聞かせてもらったり、歌を歌ってもらったりするのをとても喜ぶし、その記憶が生まれてからも残っているそうです。 

「まだだっこで読めない赤ちゃんに添い寝して絵本をよんでいるお母さんはいいます
私の心がとても落ち着きます 子育てが楽しくなります
‘よみきかせ’だなんて
聞く子がいて自分のよみたい本をよんでいるだけです」
最後の文にいつも涙してしまいます。
読んでる人が絵本が好きで楽しんで絵本を読んでくれたら、聞いてる人も絵本が大好きになるんですよね
竜太郎くんの表情がそう教えてくれてます。
山本さんのえほんのへや文庫は私の実家の近くなのですが訪れたことはありません。
この絵本を送ってもらうために7年位前に当時86歳の山本さんにお電話してお話したのですが、今も元気に絵本や子どもたちに囲まれておられるのでしょうか・・。
共働きの息子さん夫婦に代わって3人のお孫さんを育てられてる時に文庫を開かれ、絵本を通して子育て仲間を集められたそうです。
以来地域の子どもたちに絵本を読み続けておられて、たくさんの子がそこから巣立ち、親になったり、幼稚園の先生になったりして、おばあちゃんに読んでもらった絵本をまた子どもたちに読んでいます。
ただ絵本を読むという単純作業が回りまわってたくさんの笑顔を作っているんですよね。
文庫だよりに寄せられた山本さんの文より。
子どもがすきで えほんがすきで
しぬまでこどものなかまでいたいとねがうとしよりがいます
この子らがすこやかでありますように
この子らがしあわせでありますように
そしてこの子らのすむまちに やさしさとロマンをと
いのりをこめて えほんをよみます
いつまでもいつまでも よんでいたいとおもいます
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